「子どもたちを放射能から守る千葉ネットワーク」主催・勉強会
岡部賢二先生の放射能対策講座シリーズ第1弾

『腸を丈夫にして、放射能被害を乗り越える!』

 

※2011/09/26(月)に千葉市中央区の「ヒフミ・カフェ」で行われた時の模様です。

[第一部]岡部賢二先生の講演

吉度: マクロビオティックの千葉での講座が叶いまして、今日は「子ども千葉ネット」と略称してますが、「子どもたちを放射能から守る千葉ネットワーク」の主催で岡部先生を呼ばせていただきました。私はオーガニック・ジャーナリストの吉度日央里と申します。よろしくお願いします。


 岡部先生のご本を『月のリズムでダイエット』(サンマーク出版)というのと、そのあとに、『心とからだをきれいにするマクロビオティック』(PHP研究所)の2冊を編集させていただきまして、それで3月11日を迎えた後、岡部先生はすぐに放射線の被害に対抗する原稿を、それは『むすび』という関西のマクロビオティックを広める雑誌にずっと前に連載されていた原稿だったんですけれども、それをみなさんのお役に立つようにということで、広く拡散してくださいまして、それを読ませていただいたときにすぐに岡部先生の本をつくらなくっちゃという気持ちになりまして、出版社に提案しましたら、早く出さなくちゃということで電子出版というかたちになりました。いま、iPhoneとかiPadとかお持ちの方専用のところになってしまうのですが、『気になる放射性物質から身を守る食事』という岡部先生の記事は読むことができます。残念ながら、まだ書籍化が決定されておりませんで、一刻も早くと思っているので、とりあえず書籍が出るまでは直にみなさんにお伝えしていただくしかないなと思いまして、きょうはUstreamの方も手配をさせていただきました。こちらは4回シリーズで考えてます。チェルノブイリの研究をされているお医者さんたちの文献から、腸にダメージがあったり腎臓、心臓、肝臓というふうに、セシウムが溜まりやすいところとか、非常にダメージを受けやすい場所がわかっておりますので、その内臓別に回数を分けて、12月までお願いすることにしました。
 今回は初回の「腸」のところで、お話をいただきます。では、先生よろしくお願いいたします。

 

岡部: みなさん、おはようございます。今日は朝早くからみなさんたくさんお集まりいただkまして、ありがとうございます。吉度さんとご縁をいただき、千葉に呼んでいただける機会もだいぶ増えてきて、今日もこんなに素敵な会場をお借りしてたくさんの方に来ていただいてほんとうに感謝しています。

 

 今日はまず1回目ということで、みなさんたいへん関心の多いテーマと思われます放射性物質への対処の仕方、それを「腸」からみた対策の放射性対策になる食べ方、生活の仕方、対処の仕方について、最初に1時間ほどお話させていただき、あとは吉度さんとのトークの中で、みなさんからの質問を受けながら補足・説明というかたちでいきたいと思います。

 

 私は福岡のほうから参りまして、昨日は盛岡、今日は東京での講演と日々、全国行脚というか寅さん人生を送っています。九州がすごく安全なようなかたちで東京や千葉、群馬、けっこう遠くから移住していらっしゃる方が最近、非常に増えています。といっても、九州にも唐津というところに玄海原発、それから鹿児島の川内にも原子力発電所がありまして、その近辺で何が起こっているかというと、微量ながら放射性物質が漏れている状態が続いているのではなかろうかと、昔からいわれてきました。

 

 いま、博多とかお刺身などお魚鮮度がいいので、全国からお魚目当てでいらっしゃる方が多いのですが、博多の釣り人がいまどこに行って魚釣りするのが流行っているかというと、唐津沖なんですね。なぜだと思いますか。それは巨大魚が釣れるからなんですよ。放射性物質を浴びると、すべてが巨大化していくという傾向がありまして、原子力発電所の近辺から葉っぱの大きさが60cmとか40cmとかものすごく拡散したタンポポの葉っぱが全国的に見つかっているわけですが、巨大魚というのも実は唐津近辺で多く見つかっています。

 

  それから柳川。柳川なべで有名な福岡県と佐賀県の境に柳川市というのがありまして、そこの私の知り合いの薬剤師さんに聞いた話によると、唐津近辺の養殖場から奇形魚が多数見つかっていると、特に鯛の奇形魚が多いらしくて、ヘリコプターと呼ばれているそうです。なぜかというと、背骨が真ん中から直角に曲がってしまっていて泳ぐとくるくるくるくる回るので、ヘリコプターという名前がついていまして、そのような奇形魚が唐津原発の近辺から多数見つかっていると昔からいわれてきたわけです。

 

  それで奇形魚を専門に引き取りに来る業社がいる、とその先生から聞きました。その引き取った奇形魚、いったいどこにいくと思いますか。たいてい切り身にしてスーパーで売ってしまえばわからないそうですね。安くタダ同然で引き取って、それをお刺身とかにして切り身にしてわからないようにして実際に売っている業者があるって。ないしはすりみにしてかまぼことかはんぺんとかの魚肉加工品にするケースも多いらしいと聞きました。

 

  だから、スーパーで買うときは形のわかる状態で買わないと、いろんな奇形が混じっている可能性があるわけです。

 

  いま、一時、牛肉が牧草の汚染から食肉も汚染が広がって東北近辺の牛出荷停止処分が起こったわけですが、そのあと、どうなったと思いますか?ちゃんと処分されたかどうか、誰もわからない。多分、濃度が高いところと他のデンプンのところと混ぜると全体の数値は下がるから、ハンバーガーとか玉ねぎとかいろんなもの入れて加工してしまえという悪徳業者が中にはいるんじゃなかろうかと、偽装表示事件とか後を絶たないわけで、多分、こそっと儲けようという人が中にはいると思うんですよ。全部が全部ではなくて、真面目な業社さんもいるとは思うですが。

 

  ないしは、人間が食べないまでも、ペットフードとして流れていく可能性はあります。多分、ペットフードの放射能の規制なんかないからですね。わからないところでそうやって流通しているケースが多いです。多分、いちばん危ないのが「マ」と「ド」がつくハンバーガーかな、と。あのもと会長の藤田田という人は世界中でいちばん安い食肉を集めてくると豪語していたそうですから。もっとも安いお肉というのは、病原菌に感染したお肉とか廃棄するような質の悪いお肉、ないしは鮮度の悪いものとか、そういうものをタダ同然で引き取ってきて、それをハンバーガーというかたちに加工して売っていた。でなければ、駅前の一等地で1個59円なんていう破格な値段で販売するなど無理なんですよ。牛肉ってお肉でいちばん高いわけだから。なぜそれがあんな価格でできるかというと、多分、チェルノブイリ爆発事故で、かなり汚染されたお肉が相当あったらしいって、そういったものを放射能残留規制の最も甘い日本に持ってきて、それを売っていた疑いもあるわけです。

 

  だから、やはり目に見える素材を選ぶ、という目が内部被曝等を防ぐうえで、これから大事なポイントになるんじゃないかと思っています。

 

  放射線の問題というのはひとつは外部被曝という外から直接細胞にダメージを受ける被曝と、食べ物を通じて内臓が被曝していく二次的な内部被曝と2つの問題があるわけです。政府が発表しているのは外部被曝の放射線量だけしか発表していなくて食べ物からどれだけ内部被曝したかという数値とかデータがほとんど発表されていない状態です。

 

  外部被曝すると物が巨大化したりというケースが多いわけですが、アメリカでグールドという学者がいろんな調査を行ったんですが、特に、原子力発電所に近づくと、どんな病気が増えるかという調査をしたところ、なんと、原発から100km圏内に近づくと、特に乳がんが多発していることを突きとめたんです。全米の原子力発電所の疫学調査を行ったところ、100km圏内に入ると、それ以遠のところより4、5倍乳がんの発生率が多くなるということをデータで示したわけです。

 

 私も、なぜ女性の乳がんの相談が多いのかとずっと疑問に思っていたんです。もちろん、乳製品の増加、脂肪分の食べすぎ、お肉類の増加というのはあるんですが、それだけではない、なんで乳がんだけ増えているのかなと疑問に思っていたら、グールドさんのデータを見たら、「あ、なるほど」と、日本に55基ある原発から微量ながら流れ出す放射性物質によってそれが起こっているんではないかと、気がついたんです。

 

 福岡というのは唐津原子力発電所から50kmなんです。特に乳がんの発生率が多くて亡くなる方も多いんですよ。不思議だなと思っていたところ、やっぱり唐津の影響かなとちらっと思ったんです。

 

 日本全国の55基の原発、100kmで同心円を書いていくと、ほとんど日本全土が100km圏内に入っているんですよ。北海道の一部、東部の一部を除きますが。そうしますと、これからますます乳がんの発生率が上がっていく可能性が考えられるわけです。

 

 チェルノブイリの爆発以降、「死の灰」がやはり日本にもやってきました。特に青森、北海道、秋田の一部に降っているのです。そこで10年後、調査したところ、乳がんの発生率が4、5倍上がったというデータも出ています。実際、長崎や広島に原爆が落ちた後、10年後にやはり乳がんが多発しているという事実からも、今後注意していかなければならないのは、女性の乳がんの増加である。

 

 放射性物質の特徴には、脂肪細胞に蓄積して溜まっていく、というひとつの性質があるわけです。女性の一番平均して脂肪の多い体の部分ってどこですか? 基本的にはお乳なんです。お乳に放射能が高濃度に溜まるということ。これは化学物質全般にわたっていえることで、ダイオキシン、環境ホルモン、農薬、重金属、そういったものが同じように脂肪に蓄積するという性質がわかっているわけです。

 

 なので、人間もお乳が侵される、ということはお乳が出る、おっぱいを飲む赤ちゃんにそれが高濃度にいく可能性が高いわけです。そこで乳幼児が被曝の一番の被害を受けていくということがわかっているわけです。1,300km、チェルノブイリから離れた国で疫学調査をしたら、その年に生まれた新生児17人全員が翌年、白血病で亡くなっていたというデータが出ているわけです。だから、1,300km離れたところでも、そのような害が出て、ヨーロッパ全土の作物、乳製品、パスタ、小麦関係のものが汚染されたということは、日本国中の作物がもう汚染されている状況とみることができます。

 

 特に人間のお乳が汚染されるということは、牛のおっぱいはどうなのかな、と思いませんか? 今までも牛のお乳から高濃度のダイオキシンが検出されているわけですが、その中にやはり放射性物質もまた、非常に濃縮して蓄積していく可能性が高いと思われます。だから福島原発が爆発したときに、まず政府が規制したのが乳製品ですよね。すぐ牛乳を出荷止めにしました。今、東北方面の牧草が全部出荷止めになっていると思いますが、まず、葉物がいちばん放射能の被害を受ける。これは洗わないから、そのまま干して乾燥させて牛に与えるわけだから、もろにそこに放射能が濃縮していくわけです。洗わずに飲むお茶も濃縮して溜まって入ってくる可能性があるし、タバコなどはもっとそうですね。福島県はタバコ栽培が盛んですからタバコも気をつけないと。洗うものはまだいいんです。洗わずにそのまま使うような牧草やタバコやお茶は、注意が必要だと思います。

 

 その牧草、東北地域だけでなく日本国中がかなりの汚染状況になっているわけで、多分、今は北半球全域の汚染状態になっているので、ほかの中国から牧草を取り寄せたところで状況はあまり変わらないのかなと思います。それが食物連鎖の中でたくさん、たくさん…牛が牧草を食べて、そのなかで脂肪細胞が多いお乳に溜まっていくわけです。ということは、そこから出た飲み物は非常に危ないわけです。それがなにかというと牛乳。それが今、福島県産は出荷解除になっているのです。ほんとに調査しているのかと私は疑問なのですが。その牛乳を保育園や小学校で飲むことを義務付けているということがいちばん問題なのです。

 

 それより、後でお話する味噌汁というのが放射能物質を腸から吐き出す力が非常に強い、内部被曝を防ぐ物なので、東北、福島近辺だけでも牛乳給食をやめてみそ汁を取り入れる必要があるのではないかと私は考えています。牛乳を濃縮したのがチーズ、バター、ヨーグルトであるとしたら、乳製品を日頃多くとっている人から被曝の害が出てくる可能性が強いと思います。今、お米だけが数値を取り上げて、マスコミは不安を煽っていますが、一次原料(?)であるお米に濃縮したとしても許容基準のせいぜい多くて10倍とか、そのレベルなんです。ところが、食物連鎖の中で生物濃縮していくというのはレベルが全然違うのです。

 

 これは広瀬隆さんというジャーナリストの本の中に出ていたデータですが。水の中の放射性物質を1とすると、それぐらい生物に濃縮していくかというと、プランクトンで約2,000倍だそうです。1に対してプランクトンが2,000倍濃縮。そのプランクトンを食べる小魚で1万5,000倍濃縮。それを食べる大きな魚になると10万倍。水鳥になると10万倍を遥かに超える濃度になっていくそうです。これはPCBや環境ホルモンに関しても同じような度合いであることがわかっています。その水鳥の卵はなんと100万倍濃縮である。と、考えると危ないのはお米というより、乳製品であり、お肉であり、魚であり、卵でありという動物性食品のほうが、生物濃縮という点からみると放射能汚染レベルが高いといえます。

 

 では、なぜ政府はお米のことしか発表しないのでしょうか。お米だけに意識を向けるとほかのものへの関心がなくなるんです。BSEというアメリカの食肉の大問題が起きたときにマスコミが報道したのは吉野家ばっかりです。でも一番始めにイギリスで人間に入ってきたのはヤコブ病といいますが、それはハンバーガーを食べた若い人に発症したのです。ところがどこのマスコミも一社たりともハンバーガーについてはノーコメントでした。「牛丼、牛丼」と言うとみんな牛丼は避けるけれど、誰もハンバーガーのことは見向きもしないでしょう。このようなマインドコントロール政策がいま、なされているということです。「お米が悪い、米が危険」と言うとみんな「去年産、九州産、北海道産」と買い求めているけれど、そんな問題は大事じゃないのです。それよりも牛乳やバターやチーズや魚や肉のほうがはるかに問題なんです。そういうものに関心を持たせないための政策だということを知ってほしい。米はもともとアメリカの圧力で減らせと言われてきたわけだから、今さらお米を叩いても全然問題ないのです。それよりも政府が進めてきた乳製品、酪農が衰退するほうが困るということで本質から目をそむけさせる政策が今度のお米騒動であるということを知っていただければと思います。

 

 ちなみに、玄米を食べると放射能がたくさん入ってくる気がして、東京のマクロビオティックしている人でも白米のほうがいいとかぼちぼち出ているわけですが、私は決してそうは思わなくて、米ぬかには、実は放射性物質を抜く力がたくさんあります。例えばフチン酸という成分やイノシトールという成分、βシステロール、γオリゾノールのようなさまざまな解毒できる成分があるのが米ぬかなのです。残留の農薬データ、森下敬一博士が白米と玄米とどちらが多く農薬が残留するかを調査したときに、玄米のほうが白米より残留が半分以下であったということがわかっていて、結局、排出する繊維、ビタミンとかミネラルとか抗酸化物質とかポリフェノールとかさまざまな成分が米ぬかや胚芽にあるので、これが入ってきたほうが最終的な蓄積量は減る。なので、みなさんはいのちある生きたお米として、ぜひ玄米を食べてください。多少、放射能があっても農薬がかかっていても、それすらも吐き出す力をいのちというものは持っています。いのちは酸化を防ぐ働きである、酸化とは老化であり劣化であり腐敗であるから。そうしたいのちを守る力を「還元」といいます。だから、いのちというのはいろいろな毒物を吐き出そうとしたり、いのちを守ろうとする働きなのです。ところが皮をとったお米には、もういのちがないのです。酸化していくだけの白米より、いのちを保ち、維持し、水につけたら芽が出て、ひと粒から2,000倍も粒ができるというようないのちとして食べ物をとる、これがやはりみなさんの身を守る。放射性物質、発がん物質、そういったものから酸化を防ぐという意味でも、いのちある玄米や雑穀、そういうものをぜひ、とってほしいと思います。

 

 それから食べ物の皮も、農薬が入っていたり、放射性物質がかかっていたりするから危険だといって削ぐ人もいるわけだけれど、皮の中にはペクチン物質とか亜鉛、マグネシウム、ビタミン、繊維とかさまざまな排出を、解毒を担う成分があるので、やはり野菜も丸ごといのちとして食べるということが大事だと思います。野菜が腐らないように保存する、外敵から守る、虫から守るのが野菜の皮だから、皮というのも野菜のいのちを保持する、守る大切な働きをしていると私は思います。そういう意味で、皮とか胚芽とかふすまを捨てることなく、ぜひ一緒に食べてほしいと思います。

 

 今日は内部被曝をいかに避けるか、内部被曝からいかに守るかがテーマですが、内部被曝がいちばんどこにダメージを与えるかというと、私は腸ではないかと思っています。一番大事なのは小腸。今日は大腸、小腸の話をしますが、腸の長さは小腸大腸合わせるとだいたい7mあるといわれています。その中でも、特に小腸の働きが非常に大事であるという話をしてみたいと思います。

 

 小腸には腸壁に絨毛という細かいヒダヒダがあります。表面積を広くすることで吸収力がよくなるということで、この絨毛を全部広げるとテニスコート一面分、約90坪分あるといわれています。食べたものを咀嚼してアメーバのようなかたちまで消化された食べ物が腸に下ってきます。それを食物モレラといいますが、それが下ってくると腸壁の絨毛に、絨毯の綿毛のようなところにスポッと入るのです。これが吸収されるときに赤血球に変わる。これが腸管造血説といわれる、千島喜久男医学博士と森下敬一医学博士が唱えた説。今の医学界は血液は骨髄で造られるという説をとっています。戦争で手足を失ってだるまさん状態になった人が骨が減った分だけ造血ができないから貧血を起こして亡くなるのではないかと普通は思うのですが、その人はずっと元気で天寿をまっとうされたそうです。

 

 ここから不思議に思って、千島先生は研究を始められたそうです。骨が減っても造血は衰えない、どうも違うのではないか、そこで造血は実は腸で行われているのではないかと直感して研究を始められたのです。そこで腸管造血、血液は腸で造られるという説を世界で初めて発表したのです。

 

 日本人はこのことを知っていて、昔から食べたものは血となり肉となるといわれてきたわけですが、今の骨髄造血説の問題点というのは骨髄に動脈や静脈がひとつも通っていないということです。どうやって骨髄で造られた血液が全身を循環するのか。その辺がまったく説明できていないということです。ところが、食べ物が腸で消化されて血液に変わるということであれば、腸にはたくさん血管が集まっていますから、そこから全身に循環するという説明が非常にしやすくなるわけです。千島先生はさらに、赤血球が集まって、さらに大きな白血球が造られるという説も唱えています。白血球は赤血球から造られる。赤血球がさらにたくさん集まると細胞というものが造られる。細胞の起源は赤血球であると、細胞は赤血球から造られるという説を千島先生は唱えているわけです。

 

 実際、顕微鏡で鶏の腸を観察すると、食べ物が腸壁を通り抜けるときに赤血球に変わっている写真をたくさん捉えているのです。問題は何かというと、この絨毛というところがいちばん大切な細胞で、これを造血幹細胞と呼ぶのです。実際に、この絨毛を観察すると鉄分が非常に多い。鉄がたくさんここに集まっているということがわかって、食べ物といっしょに絨毛が剥がれ落ちて赤血球に変わっているのではないかといわれているわけです。

 

 ところがこの大事な絨毛が放射性物質によって全部ばらばらに破壊されていくということが問題なのです。内部被曝というのは食べ物に含まれる放射性物質が入ってきたときに電離作用というものでたんぱく質をばらばらに分離、分断、分解してしまうのが、放射線のいちばんの問題点です。遺伝子ももちろん傷つけるわけですが、もっとも新陳代謝の激しい細胞、成長段階にある細胞が内部被曝の電離作用を受けて破壊されていくということです。

 

 いちばん成長が激しいのは甲状腺というところの細胞、骨髄の細胞、それから生殖器、生殖細胞。それから皮膚の細胞も新陳代謝が激しい。でも、1日単位で最も早く成長して脱落していくのが腸壁なのです。どこの細胞よりこの腸壁の絨毛が、放射性物質の内部被曝の害をいちばん受ける。絨毛が溶けてなくなってケロイド化という状態。内部被曝を起こすと、この絨毛がなくなっていくのです。ズルズルのケロイド化した腸が出来上がる。そうすると何か起こるかというと、造血ができなくなるのです。絨毛がただれて消えうせることで造血システムが働かない。被曝した時の初期症状は貧血という症状から始まります。

 

 次に、赤血球ができなければ白血球が造られなくなる。白血球数が激減して白血病という状態になっていきます。赤血球ができないと細胞の新陳代謝が滞ってものすごい老化現象が現れてきます。だから、JOC、東海村での放射能漏れで被曝して亡くなった方がいましたが、皮膚がぼろぼろになるのです。皮膚が溶けていく状態をつくるわけですが、ないしは溶けなくても象さんのように皮膚がカチンカチンになってくる。ものすごい老化した状態をつくってしまう。フォーカスという雑誌にもその状態が載っていましたが。

 

 チェルノブイリで原発が爆発した後、後処理にあたった兵士たちが40代でみんな老けてしまったというデータが残っているわけですが、そのような最も新陳代謝の高い細胞をばらばらにし、それ以上、新陳代謝ができないようにしてしまうのは、それはすべて赤血球というものができなくなること、ここから始まるということです。

 

 実際、コバルト療法という放射線治療がありますが、この副作用は何かというと、腸壁がただれるということがわかっています。何度も放射線を浴びることで腸も被曝をして、腸のケロイド化、絨毯が剥がれ落ちて、焼けただれていく状態。そうするとシブリといって便が出なくなる。便意はあるのだけれど出ない。腸の粘膜がカラカラに干えあがって、腸の砂漠化現象が起こるのです。これが起こると皮膚も同じように砂漠化して劣化する状態を引き起こす。ですから放射性物質の害が出るところ、外部被曝も含めて出るところは腸であるということ、ここを以下に放射性物質から守るかということが大事な対策の最大のポイントになるわけです。

 

 ところが抗がん剤というのがあります。抗がん剤はがんを溶かす薬です。全身に抗がん剤を循環させるわけですが、がんが溶ける前にどこが溶けるかというと、いちばん新陳代謝の速い腸の絨毛が溶けます。すると同じようなものすごい貧血、白血球の低下、2000以下になって、細胞が老化して、新しく造り変えができなくなって死んでいく。ものすごい貧血で酸欠を起こして傷んで死んでいく、これが抗がん剤の最大の問題点です。

 

 だから抗がん剤を日々、飲んでいる人が放射性物質で内部被曝を起こすと、非常に命があっけなく亡くなっていくケースが多いので、最近、がんの方で良くなっていた人が続々と再発を起こしているのです。どうも放射性物質のおかげか、腸にさらなるダメージを与えることで、せっかく治ってきた、絨毛が生えそろってきたときにダメ押しでまたこれを剥がしてしまったからでないかと、私は捉えているわけです。

 

 ところが、抗がん剤と同じように腸壁を溶かしてしまう食べ物があるのです。なんだと思いますか?溶かす力がものすごく強いもの。赤血球を簡単に溶かすもの。腸の絨毛をまず溶かしてしまう。貧血を引き起こすもの。これが白砂糖なのです。試しに赤血球を少し採ってビーカーに0.5%というごくごく薄い砂糖水をかけていくと、血液はどうなるかというと、一瞬で溶けて消えてなくなるのです。例えば、抜け落ちた歯があったら、これを「コ」がつく黒い清涼飲料水があります。「コ」と「ラ」がつきますが、この中に一晩漬けておくとどうなるか。後で歯を引き上げて、包丁で切ると、サクサクサクと切れるのです。エナメル質の堅い歯まで溶かしてしまう。よかったら、1回実験してみてください。無理に抜かなくていいですよ。もし落ちてる歯があったら。

 

 今度は黒い清涼飲料水に骨を漬けておいたらどうなりますか。骨も溶けるのです。骨粗鬆症的な症状が出やすいということです。もし鶏肉食べた手羽の骨が残っていたら、ぜひやってみてください。「コ」のつくものはコンクリートすら溶かしますし、古びた錆びた10円玉を漬けておいたら、一晩でピカピカの新品の状態になります。金属すら溶かす。そういった清涼飲料水や甘いケーキ、アイスクリーム、チョコレートなどを日々とっているとどういうことになるかというと、やはり絨毛が溶けていくのです。だから、放射性物質を被曝したときにいちばん危ないのは、砂糖の好きな人からやられていくということです。秋月辰一郎先生が『死の同心円』という本を書かれた 長崎の爆心地から1.4kmのところで被爆して、そのときに入院していた患者さん、そして看護婦さん約70名に玄米にしっかり塩をつけて握って食べろと、みそ汁飲め、とそれだけの指示でなんと全員生き延びたのです。周りでバタバタ死んでいくなかで、70人は誰一人原爆症が起きていない。みんな全寿をまっとうしている、元気な子どもを生んでいる。ところが、秋月先生は、砂糖をとった人は全員死んだ、と書いています。

 

 だからこれから気をつけるべきは、子どもは甘いものがすきですね、まだ腸壁は未熟な、絨毛が生え揃っていない乳幼児、造血システムがまだ未熟な子どもたちに甘いものが入ると放射性物質の影響を受けやすいとうことをよく覚えておいてください。特に乳製品、砂糖が入っている、しかも体を冷やすもの、なんですか?アイスクリーム、ミルクチョコレート、カフェオレとか。スターバックスに行くと、みんな乳脂肪たっぷり、砂糖とかミルクとかたっぷり入れてみなさん飲んでいるけれど、こういったカフェオレ系は非常に危ないのです。

 

 昨日、勉強会に看護婦さんが一人来ていて、抗がん剤を打つ仕事をしているわけですが、抗がん剤打って入院しているひとは、カフェオレ、菓子パン、チョコレート、とにかく甘いものが大好きで食べまくっていると。ストレスもあると思うのですが、助からないのですよ。もう血管はぼろぼろだと言っていました。点滴するのに4回くらい刺さないと、血管に刺さらないと。「このぼろぼろの血管、どうしたら良くなりますか?」と、深刻に質問してきていました。「甘いものはだめよ」と。でも、病院で堂々と売っているのです。せめておにぎりにして、白米でもいいから塩気で握ったおにぎりにすれば、まだ助かる可能性はあるから、という話をさせてもらったわけです。

 

 そういった造血システムにいちばん障害が出るということさえ覚えてくださればいいです。醗酵食品のみそ汁というのは、放射性物質から腸の絨毛を守るのです。味噌の働きというのは塩気とアミノ酸というもので、腸壁を守る力が何よりも強いということを知っておいてください。塩気が入ってきたら、とりあえず腸の絨毛は活性化します。反対に砂糖が入ったら溶けていく。特に伝統製法でつくられた味噌のみそ汁をつくるということがすごく重要なポイント。味噌でも熟成期間の長い八丁味噌とか三年熟成とか一年以上熟成した長期熟成味噌のほうが放射性障害に有効ということが実験で確かめられています。実際、味噌の中のジコピリン酸というアミノ酸に、放射性物質を抜く力があるということがわかっていて、チェルノブイリで事故が起こったときに日本から秋月先生の記事を読んだ欧米人から「味噌を食べろ。みそ汁をとれ」ということで相当量の味噌がヨーロッパに行ったのです。

 

 その味噌は八丁味噌が行った。三年熟成の八丁味噌が行ったということを知っておいてください。通常、みなさんが使っている味噌の中に2割ぐらい、八丁味噌を入れて併せ味噌にしてとる、その中にワカメ、ヨウドが入ると甲状腺から放射性物質を抜きますから。昆布でだしをとる。いま、海が汚染されていて海藻も心配だと思っている人がいるけれど、一次原料の海藻の濃縮度はたいしたことはないです。海藻を食べるプランクトンのほうが遥かに濃縮するから、海藻は入って来た放射能、それ以上のものを解毒する抗酸化物質やヨウドが多いから、多少、放射能が残留したとしても、抜く力のほうが遥かに高いから、私はさほど問題ないと思っています。心配だったらみそ汁と一緒に海藻をとれば、もう全然問題ない。うまみをとりたかったら、醗酵するなかで乳酸菌が放射性物質を解毒、分解する力があるので、ぬかどこの中にダシ感覚で昆布を漬けて、漬け物、たくさんとかを漬けるのもよいかもしれないと、私は思っています。

 

 平賀佐和子さんという人が、広島の爆心地から2kmのところで被曝して、半身、ケロイド化してしまって、どんどんタダレて、しまいに血が出てしまってウジがわく状態になって、お母さんに、あまりの痛さに「もう殺して」と何度も言ったそうです。10歳のときに被曝して。ところが、ふと「梅干しが食べたい」と言って、そうしたらお姉さんがそこら中からたくさん梅干しを集めてきてくれて、たくさん食べたそうです。そうしたら、どんどんケロイドが良くなって、完全に治って、被曝症状が消えたそうです。それから玄米食と出会って、玄米菜食したところ、5人の元気な子どもが産めているのです。全員、原爆症は起こってないです。『自然食アラカルト』という本を書きになって、私はお会いしたことがあるのですが、きれいでしたよ。元気で暮らしていらっしゃいますけど。

 

 その方を守ったのは梅干しのアミノ酸と塩気なのです。

 

 だから梅干し製品をとると、腸の絨毛が守られていく。梅干しや漬け物や醤油やみそ汁、そういうものをしっかりとれば、まずおなかが守られていくということを知っておいてください。

 

 次にもう一つ大事なのは「感性」。毒が入ったときにそれを腸が感じるかどうか。いま、下痢が全国的に多いでしょう。下痢を起こすお子さんが千葉とか福島とか茨城に増えているのは、放射性物質が入ったときに、それを排泄するために下痢が起こっていると思われます。下痢が起こるということは解毒作用としてすごく大事なのです。

 

 実は神経細胞が小腸や大腸を取り巻いているということがわかってきたのです。今日お配りした2枚目に「腸は考える臓器である」という記事が入っています。少し記事を読ませていただきます。アメリカの神経生理学者であるマイケル・D・ガーション医学博士は、その著書『セカンド・ブレイン(第二の脳)』の中で、腸にも脳があるという事実を公表して話題を呼びました。博士の研究は脳の研究でしたが、あるとき脳に存在しているはずの神経物質セルトリン、別名、鎮静ホルモンと呼ばれるものが腸にも存在することを発見したのです。その後、博士が研究を進めていくと、なんと体内のセルトリンの95%が腸でつくられていることを突き止めたのです。博士はこの本で、現在われわれは、腸に脳があることを知っている。とても信じられないかもしれないが、あのみにくい腸は心臓より賢く豊かな感情をもっているのである。脳や脊髄からの指令がなくても、反射を起こさせる内在性神経系をもっている臓器は腸だけである、とこう述べている」こう書いてあります。

 

 私は前から腸は「考える臓器」だと思っていたら、それを世界的医学者が科学的に証明したのです。ありがたかったです。なんと、1億個の神経細胞が腸に存在し、脳から独立して腸が自ら判断して行動を起こしていることがわかってきたのです。この神経細胞が正常に働いていれば何が起こるかというと、もし毒素が入って来たら、「これをすぐさま出せ。排泄せよ」と命令します。その結果、すぐに下痢が起こるのです。O-157というのが大阪の堺市に起きたときにみんな下痢を起こして、ある子どもだけ下痢止めを打ったら、その子だけ死んだのです。下痢が起こるということは、速やかにベロ毒素とか排泄する大事な働き。放射性物質を含む食べ物が入ってきたときに、われわれは放射能も添加物も農薬も目に見えませんね、でも、腸はセンサー機能がすごくて、これがしっかりしていれば、すぐに「(毒を)出せ」という命令を送るのです。だから内部被曝を起こさないためには腸の感度をいかに高めておくかということが、身を守るうえでの大事なポイントなのです。全部、放射性物質の残留検査はできないから、いろんなものから取り込まれる可能性がある。水からも食べ物からも。そういうときに腸が目に見えない情報をキャッチする、ものすごいセンサー役をしているということです。ここがしっかりしていれば毒は速やかに出ていくのです。毒が入ったら「出せ」という命令で速やかに排泄されるわけです。

 

 免疫力というのは腸にいちばん集まっているわけですが、すべての腸にいる免疫細胞に、「入れるな」という防御を固めようという命令も腸の神経細胞が出すのです。次に入ってきたら強力なアレルギー症状を起こして排泄してるのです。毒がきたら免疫のスイッチが入るわけです。ところが、栄養素が入ってきたと腸の神経細胞が感じると、今度は体に入れてもよいという命令を腸が出すのです。そして吸収ということがなされていきます。入れてもいいよということで今度は免疫力を落とす、免疫的寛容といいます。「攻撃するな」と免疫力を弱めて吸収、消化作用が行われる。腸が命令を出して胆嚢からは胆汁が出て、膵臓からは膵液、リパーゼ、アミラーゼが分泌され、消化が行われる。消化をする命令役も腸の神経細胞なのです。

 

 ところが何が問題かというと、腸壁に便がたまっている人がいる。腸壁のヒダヒダのところに毒素が溜まっている人、これを宿便といいます。腸壁にタール状の古い便が溜まっているとどうなるかというと、腸の麻痺が起こるのです。腸が汚れている人、神経細胞が麻痺をして正常に機能しなくなるケースが多いということです。宿弁の原因、食べ物ではなんだと思いますか? 腸で腐敗を起こしやすい食べ物。腐るという字、「府」という字に「肉」がくる。この「府」という字に肉月をつけると「腑」、五臓六腑のこと。胃腸に動物性のお肉のようなものが入ってくると腐ります。この腐敗毒素が溜まったのが宿便なのです。祝編の原因物質は一つは動物性たんぱく質、お肉とか卵とか、魚とか。その中でもいちばん溜まるのが牛乳だといわれています。新谷宏実『胃腸は語る』『病気にならない生き方』を書かれた先生は35万人の腸を内視鏡で見てわかったのは、腸が汚い人に食事で何が好きかとずっと調査していったらある共通したものがわかってきたのです。それが乳製品だったのです。将来、絶対がんになったり、生活習慣病になったりするから、ヨーグルトも含めて、「乳製品は絶対にとるな」と講演会で口をすっぱくして言っています。

 

 それから洗い物をしているときにいちばんいやなものって何ですか? 油ですね。揚げ物とか炒め物とか、油を採りすぎると、非常に腸が汚れてきやすいです。高級なお肉ほど、霜降りとかトロとか、油をたくさん含むから、そのような動物性をまた油で揚げるとんかつとか、エビフライとか魚のフライとか唐揚げとか。私は中華料理は特に油を使って炒めるから。欧米食というのはだいたい油を使って焼いたり炒めたりするものです。そういった動物性と油がくっつくと、とてつもなく宿便が溜まりやすいです。

 

 それからタール系の添加物。赤色南号とか黄色何号とかタール系の色素が市販の漬け物とかにたくさん使われているわけですが、そういった添加物、石油からつくられたものというとたいがいタールが原料ですから、そういった添加物や農薬が多くても、宿便は溜まりやすくなります。

 

 この油汚れ、みなさん油がべったりくっついたお皿を洗うときにお湯で洗うのと、水で洗うのとでどちらがよく落ちますか? 温かいお湯のほうがよく落ちますよね。ということは、腸が冷えると油が落ちにくい。冷えというものが宿便が落ちにくい状態、宿便、便秘を引き起こしていきます。

 

 そこで、砂糖が腸を冷やすということで、ここに清涼飲料水、乳脂肪と砂糖を含む、しかも冷やすアイスクリームとかチョコレートとかが入ってくると、決定的に腸に宿便が溜まっていく。

 

 この宿便によって腸の麻痺が起こると、神経細胞が宿便によって働かなくなると何が起こるかというと、毒が入ると「入れろ」と間違った指示をしてしまうのです。放射能が来ても麻痺しているから、放射性物質を取り込んでしまうという間違った認識がここで起こるということ。だから放射性物質の害が起きるという人は宿便が溜まっている人、便秘の人が非常に危ないです。甘いものが好きで乳製品が好きで、お肉が大好きで腸に宿便が溜まっている人は悪いものを食べても感じないのです。日々マクロしていると外食すると、すぐおなか壊すのです。すぐ下痢をして抜けるのですが、普通の人は、毒が毒だとなかなか感じない。きれいな水に毒素が入ったらすぐ汚れがわかるでしょ。ところが、どぶ川に何を入れてもわからないのです。これが普段の食生活の見直しの必要性だと私は思うのですが。

 

 こういった方の特徴は、体にいいはずの繊維質の多い腸を活性化させる玄米が、まず食べれないです。玄米の匂いが嫌いだと言います。ごはんの匂いがいや、雑穀がまずいと感じる。これが腸の宿便による間違った神経細胞の認識からくる、ということを知ってほしいのです。動物性が多い人は玉ねぎが大嫌いです。漬けものの匂いが大嫌いです。それから玄米嫌い、野菜嫌いになる。繊維があって、本来腸にいいはずのものが食べられなくなって、反対に体によくないハンバーガーが食べたい、甘いものが食べたい、菓子パンが食べたい、ケーキやチョコレートが食べたい、スナック菓子が食べたい、このような体によくないものが食べたくて、体にいいものが入らないというのが、宿便からくる神経細胞の間違った認識であるということがわかれば、どうすれば正しい認識状態にもっていくことができるかもわかるはずです。

 

 妊娠初期はお母さんに残った汚れが赤ちゃんの酵素によって、一斉に腸に吐き出されてくる。体に宿便があると、謝った情報によって、アイスクリームとか体によくない食べ物が食べたくなる。玄米とか漬け物とか匂いだけでも入らないという状態が起こる。宿便がたまっているからこそ、つわりが起こるということ。宿便がなければ、つわりは基本的に起こりません。ということは、腸は感性の源なのです。ある人が飛行機に乗ろうと思ったら、急にお腹が痛みだした。30分間トイレに駆け込んで出てこられなかった。出たときには、もう飛行機は出発した後だったそうです。ところが、その飛行機、後で落ちたそうです。これはアメリカであった本当の話。それから毒入りワイン事件が日本でありましたが、30名近い人が中毒を起こして、何人かが亡くなった。ところが、たった一人だけ、一口飲んですぐ吐いてしまった人がいた。「おかしい」と思って。その人は後から聞いたら、なんと玄米食をしている人だった。玄米食とかマクロ食をしていると、感度が良くなる。腸がきれいになるから。いいものをいいと感じ、悪いものを吐き出すような感性が腸にありさえすれば、どんなものがきてもすぐこれは出るのです。

 

 だから、普段から気をつけるべきは、マクロをして腸をきれいにし、腸の感度を高めておくかということが、放射性物質だけでなく、農薬や添加物、毒性物質から身を守る方向性ではないかと私は思っています。

 

 これは人生にも言えることで、自分にとって大事なチャンスを見逃し、不幸を引き寄せるという人がいるのです。どんどん自分をいじめるような、自分をだますような人が、おだてるような人が好きで、少し厳しいことを言って批判するような、たしなめるような人を煙たく感じて、遠ざかっていく。運命のなかでもなぜ不幸ばかりを選択するのか、という人が時々いるのです。これは腸の宿便からくる感度の悪さ。腸は運命を作用する、と私は言っています。水野南北は『食が運命を左右する』という本を書いていますが、突き詰めたら、腸が運命を左右する。いい運命をつかみ取る感性、いい人と出会う感性、いいタイミングに乗っかる感性、これは腸がきれいでなければ出てこない。腸をきれいにするのはもちろん食べ物であるわけですが、特に発酵食品。解毒発酵といって、特に味噌や漬け物や納豆や醤油、伝統的製法でつくられた発酵食品には、腸の宿便をとるというものすごい力があるのです。しかも、放射性物質から腸を守るという力がある。玄米も同じように腸の宿便を絡めて吐き出し、腸壁を放射性物質から守る。伝統的食べ物というのは、ごはんに味噌汁に漬け物に納豆にお浸しに煮物という組み合わせがあって油が介在しないわけですが、そういった伝統食を食べていれば、私は放射性物質が来ても、ぜんぜん私は負けない、問題ないと思っています。

 

 命あるものを食べる、微生物を生かしたものが特に浄化の働きを持つということで、発酵食品をしっかり食事の中に据えて暮らしてほしいと思います。

 

 さらに宿便をとるのに時々、プチ断食というのを私は薦めています。明日は何の日ですか?新月。そう、新月は腸の解毒、浄化、洗浄、排泄の力を最も高める日なので、この新月の晩、夕食だけでいいから、玄米甘酒を飲みながら、プチ断食をしてみてください。そうすると、滞った宿便がものすごい速さで抜けていくんですよ。感度が良くなって、ひらめきとか気づきとかインスピレーション、そういった目に見えない力にタッチする力がどんどん上がっていく時期。それは腸がきれいになっていくから。運勢が上がる、いい霊が増える、シンクロが増える、さまざまな改善反応が起こるのです。だから、時々腸を浄化する日をつくるということ、新月が解毒の力、洗い流す力が強いのに対して、満月は絨毛、腸のヒダヒダの修復する力が高まるのが満月の日。この日も夕食を抜くと、今度は胃腸の強化。消化吸収力がすごく強くなるので、痩せの大食いとか食べても太れない、アレルギーという人が非常に改善しやすくなります。だからほんとうにいちばんよいのは、腸の再生と解毒、浄化ということで、新月と満月の日の晩、月2回、プチ断食をしていただくと、非常に腸の活性化につながると私は思っています。そのとき発酵食品の玄米甘酒や発酵素飲料というのを飲みながらしていただくと、水だけよりもはるかによく洗い流す酵素パワーの力が働いて早く浄化できる、活性化できると思っています。よく噛むこと。噛むことで出る唾液も腸の修復と解毒を両方できるんです。ペルオキシターゼという唾液成分は腸の汚れを吐き出し、パロッチンとか上皮細胞増殖因子などさまざまなホルモンが腸壁の修復をします。傷を治していく。だから、しっかり玄米ごはんを噛むというだけで、非常に、放射性物質から腸を守る対策になると私は思っています。

 

 ということで、長くなりましたが、私の話はいったん終わって、これから吉度さんといっしょにみなさんからの質問に応えるトークのほうに移りたいと思います。どうもありがとうございました。

 

 

 

[第二部]岡部賢二先生と吉度日央里さんによるトークセッション

吉度: 腸を丈夫にするために、日常的に食べたほうがいいという食品はありますか?

 

岡部: 繊維質が多いということで玄米ご飯が食べれる人はそれがいいわけですが、玄米が食べられないという人は麦ごはんにされるといいと思います。押し麦というのが売っていますから、白米に1割か2割くらい、それを入れて食べるだけでも非常に整腸作用があって、腸が元気に動いてくれます。ある人が犬を飼っていて、犬に麦ごはんをひと月間与えたら、犬の毛並みがピカピカになった。ノミやダニも居なくなって、ペット臭、便臭、尿臭とかがなくなったと。なんと、ある日、その犬が笑ったそうです(笑)。それ聞いて、思わず「ワンダフル」って言ってしまいましたけど。それくらい犬が元気になったという証拠だと思います。また、ある人が、犬に玄米ごはんを与えたら、毛並みがピカピカになっただけでなく、非常に頭の優秀な犬になったという話も聞いたことがあるので、人間だったらいったいどうなるのかなと想像できるわけですが。

 

 それから粟。特に胃の粘膜の保護には粟がいいですし、小腸の粘膜の保護にはきび、ないしは高キビというのがお薦めですし、腎臓、特に体が冷えるという人には寒さに強いひえという雑穀があります。そういうものを雑穀ごはんとして食べてもいいかと思います。

 

 それから取り去った米ぬかを、ぬか床というかたちで再生する。うちのおふくろはぬか床でタクアンとか漬けものをよく漬けるのですが、そのときにミカンの皮をとっておくんですね。これは陳皮といって風邪の予防薬になりますし、柿の皮。柿はすごく栄養が豊かなんだけど皮に特に栄養があるんですよ。それからリンゴの皮、ペクチンがあるわけで、干しておいていっしょにぬか床に漬けます。先ほどの昆布も入れます。そして大根を漬けるとおいしいタクアンができあがるわけで。その皮を余すことなく使ってきた日本人の知恵というのは、漬物だと思うので、ぬか床に漬けた漬物は、最高の解毒力を発揮すると思っています。

 

 もしも、葉物野菜が、放射能とか農薬とかが心配だったら、一晩浅漬けなど漬けておけば、たいがい放射性物質は、乳酸菌等の微生物の働きで解毒されます。農薬も分解されます。それから、果物も放射能が降りかかっているケースが考えられるので、さっき皮付きがいいよと言いましたが、心配な人は、うちのレストランでは、りんごとかを8等分、柿を8等分にして、一晩ぬか床につけるんですよ。甘ったるい柿が少し酸味が出て、塩気が入って、マンゴーのような味になるんです。まさに、〝カッキ的〟と言われていますね。

 

 りんごとか、梨とか全部ぬか床に漬ける、一夜漬け。すると、たいがい乳酸菌等の働きで、農薬があったとしても、放射能が含まれていたとしても、解毒できるということで、ぬか漬けをしっかりとっていただければと思います。

 

 亜鉛の多い食べ物が腸の絨毛の再生を促す力がある。ということは、皮膚のつや、再生、うるおい等も亜鉛がもたらすのですが、亜鉛の多い食材として、何がお勧めかというと、やはり海草類、それと豆類、だから、ひじき豆とか、昆布豆とかという伝統的な煮物があります。亜鉛の供給源、腸壁を守る亜鉛の供給源としてお勧めです。

 

 それから、あずき昆布とか。あずきも亜鉛が多いし、昆布も亜鉛が多いので、マクロ的な食べ方としては、かぼちゃも亜鉛が多いのであずき昆布かぼちゃ、そういう食べ方も非常にお勧めです。

 

 それと、乾物は非常に亜鉛が多いので腸の再生を促す、腸にうるおいを与える力があるので高野豆腐、それから、切り干し大根、干ししいたけ、ともに亜鉛がものすごく多い。これ、亜鉛だけでなく、レール成分が非常にバランスよく含まれている点で、腸内細菌も活性化するし、腸の絨毛も元気に再生してくれるので、高野豆腐と切り干し大根の煮物とか、そういったものを増やすのはいいと思います。

 

 放射線には分離作用、電離、分断、破壊という力がある。核分裂からできた破壊的なエネルギーに対して、太陽はどうですか? 太陽は核分裂じゃなくて核融合なのです。水素が原料でヘリウムに変わる融合していくエネルギー、まとまるエネルギー、結ぶエネルギー、繋ぐエネルギーなので、放射能の一番の解毒は太陽ですから。太陽は分離分断とバラバラにするのをつなぐエネルギーなのです。融合するのが核融合という。だから、私は太陽に当てた食べ物、よく放射線が多いから梅干干して大丈夫ですか?と聞かれるのですが、干した方がよっぽどいいですよと話をしています。だから、太陽にしっかり干した食べ物を食べてくださいと。もしできないのだったら、自分を干す、これ甲羅干しっていうけれど、それもいいですよ。

 

 紫外線は怖いというけれど、太陽の紫外線は、ガンになりませんから。シミにもなりませんから。蛍光灯の出す紫外線のほうがよほど有害だと私は思っているので、太陽を敵に回さずに、太陽というすべての命をはぐくむ、天照らす、というおおもとの働きをしっかりキャッチしていけば、放射能を無害化できる、と私は思っています。

 

吉度: ありがとうございました。

 

 まず、玄米の炊き方。玄米を炊いていらっしゃる方。手を上げてください。あ、すごい!こんな会場なかなかないですね。千葉、すごいですね。本当はパッとカメラさんに映してほしかったくらい手が上がりました。

 

 では、まったく炊いたことのない方。手を上げ辛いかもしれませんけど。あれ?結構…。本当は、今、このタイミングで、炊き方をこういうDVDとか、こういう本とかで、どうぞ研究してくださいって言おうと思っていたのですが、この会場ではいらなかったので、カメラさんに向けて。こういうDVD(『症状別マクロビオティックDVD―1時間でわかる!新型インフルエンザ対策』VIDEO MAKER)とか、こういう(『いちばんやさしい!マクロビオティックおいしいレシピ98』新星出版社)とか、こんな本(『一慧の穀菜食BOOK』 宇宙法則研究会)とかがございます。

 

 私はひとりで講座をやる時には、必ず2種類の玄米を用意していまして、圧力鍋で炊いたご飯と、土鍋で炊いたご飯にしているんですね。今、とっても優秀な玄米機能がついている炊飯器がたくさん出回ってはいるのですが、では、この中で圧力鍋で玄米を炊いていらっしゃる方、やっぱり圧倒的に多いですね。土鍋で炊いていらっしゃる方、いらっしゃいますね。季節によってとか、好みによってとかって体調で変えている方。数人いらっしゃいますね。炊飯器で炊かれている方(いない)、こんな会場はなかなかないですね。すごいですね~。(笑)皆さん、肌の色艶も良く、若々しくてという感じなんですけれども。

 

 私の講座を聞いた方で、千葉ネットワークにいらっしゃる方で、初めてマクロビオティックを始めた方が、息子さんと娘さんのアトピーが治っちゃったという方がいて、私は、岡部先生の電子書籍の企画書の中で、編集プロデューサーに削除された一文がありまして、一番最後に、この食事を始めることによって、放射能被害でこれから体調が悪くなっていくというどころか、かえって、その以前よりも元気になるってことが起こるっていう話を一行入れたのですが、それは信じてもらえなかったみたいで削除したんですけど、実際起こっているんですね。

 

 こちらの、後ろにいらっしゃる世話人の松尾尚美さんも、調子良くなってきたんですよね? 3・11以降、いろいろ心配されている中、元気良くなってきているということが起こっているので、そのうねりを作っていきたいなって思うんですけど。

 

 あずきかぼちゃこぶを作っていらっしゃるのですかね?この会場の方。少し紹介しますと、マクロビオティックですと、最初に、あずきをお水につけておかないで、一緒に炊き始めてしまって、できれば土鍋がいいんですけれども、ふたを取ってアクを飛ばすような感じで炊きます。注し水をしながら、ちょっと硬いものですけれども、お豆というものは、お水をちょこちょこ足すことによって、早く柔らかくなっていくんですが、これが昆布が先に入っていると、あずきだけで炊くよりも柔らかいんですね。

 

 昆布というのは、極陰極陽といいまして、陰陽の話になってしまうと説明が長くなってしまいますが、溶かす力が昆布にはありまして、豆の硬いのをうまく溶かしてくれるので、とても早く煮えるのです。昆布と煮る時は、昆布とあずきと、昆布の小さく切ったのと一緒にお水から炊いていきます。あずきかぼちゃといって、かぼちゃだけで煮る時は、あずきだけを先に煮るって形なんですが、それで、あずきかぼちゃの場合は、よくよく炊けたら、お塩だけ、先生とかはお醤油も入れますか? 塩だけですね。先ほどおっしゃっていたあずきかぼちゃ昆布という3種類入れてしまう場合は、あずきが柔らかくなってきてから、かぼちゃを切って、お塩と一緒に入れる。かぼちゃが柔らかくなったら、できあがりということなんですが。

 

 これは、うちの場合でも、あずき昆布、あずきかぼちゃ、あずきかぼちゃ昆布の3種類、3つの組み合わせがありますよね。はっきりと、どれがおいしいかって、体の状態でわかるんですね。ちょっと緩んでいる体の状態か、締まっている体の状態かで、やっぱり求めているっていうのは、変わってくるので、お子さんなんかも、そのへんは見てみるとバロメーターになるので、ぜひそのへんは観察しながら作ってもらいたいなと思います。

 

 それから、高野豆腐と切干大根というのが、乾物にありますけれども、こちらの本(『一慧の穀菜食BOOK』)でもご紹介しておりますが、マクロビオティックの基本食の中で、高野豆腐と切り干し大根の炊き合わせというのがあります。高野豆腐、とっても注意していただきたいのですが、安全な高野豆腐というのは、本当に限られています。スーパーで売っている高野豆腐ではなく、自然食品店で売られている、確認できる(ものを。)やっぱり加工品の中には、いろいろな混ざり物がありまして、味もぜんぜん違います。高野豆腐は、いったんぬるま湯につけて、それでやわらかく戻ったら、もう一度水洗いしてしぼって、絞っては洗い、絞っては洗いという下ごしらえをします。それをぎゅーっと絞って、小さく切って、切り干し大根は戻さないで、サッと洗うだけにするんですけれども、それを両方ともごま油で、切り干し大根を先に少量のごま油で炒めて、それでお水を注してクツクツ切り干し大根だけを煮て、少し柔らかくなってきたら、高野豆腐を入れて、高野豆腐って長く煮ちゃうと美味しくないんですね。ですから、最後の方に入れて、おしょうゆを入れて、少し味を含ませて出来上がり、というのが、切り干し大根と高野豆腐の煮物なんですね。これを作っておけば、にんじんだけ、蒸し煮にんじんを塩煮にした蒸し煮にんじんを作ったものとか、干ししいたけだけ煮たものとかがあると、一緒に五目煮にして、ひじきの煮たのがあったりなんかしたら混ぜご飯にしたりとか、のり巻きにしたりとかできますので。てんぷらにしたりとかもできるので、ごそっと作っておいて、ちょこちょこいろんなふうに使うことができます。

 

 切干大根は、私は、どっかり高野豆腐だけで煮たいときも、こぶと高野豆腐と、味出しの切干大根を脇に一緒に煮ちゃっているんですね。そうすると、お弁当のおかずに、高野豆腐と切干大根もちょっと煮物として、脇に添えられたりとか(できます)。高野豆腐だけを煮る、玉ねぎとか、ほかの野菜の美味しさが出るような、お野菜と一緒に高野豆腐と煮ると、高野豆腐自体もすごく美味しくなりますけれども、切り干し大根もうまみが出るので。前にお味噌汁に玉ねぎの皮とおっしゃって、味が出るとおっしゃっていましたけれども、お味噌汁に入れる時、切干大根を入れる、だしを十分に取っている時間がない時、ボソッと切り干し大根を入れると、うまみが出ます。

 

 干ししいたけについては、今回のことで初めて知ったのですが、やっぱりチェルノブイリの後にすでに、結構な数値が日本の干ししいたけに出ていたみたいですね。マクロビオティックは、うまみとして使ってきましたけど、それでも、逆にガンが治ってきているということが起こっているということは、調べたものをちゃんと販売しているところのものにはした方がいいとは思いますが。やっぱり福島の干ししいたけは8,000ベクレル出てたりしていますのでね。

 

 雑穀ご飯のお話にしますと、これを気軽に炊いてみて、ご家族に結構嫌がられたりします。ですので、ほんとに少量を炊いて、試しためしでやってみたほうがいいと思います。ヒエとかとっても苦手という、私もそういう時期がありましたし、比較的暑い季節の方が、押し麦と白米を混ぜた、もしくは、うちの子どもたちは、玄米を小さい頃食べ過ぎさせちゃったせいか、できれば白い方が(いい)という状態ですので、家庭用精米機を使って、五分づき米にして、押し麦を混ぜるということが多かったのですけど。田中ゆうこ先生という87歳の方の本を作らせていただいて、1割炒り玄米を混ぜるというやり方を教えてもらいました。膨らむまで炒るんですけど、それを混ぜるとすごく香ばしくって、白米から切り替える方にはいいかなと。うちは、結構五分づき米と、炒り玄米という組み合わせをやっていますね。

 

 冬になってくると、雑穀が混ざっているのが、白米にきびが入ったおにぎりを頂いた時に、見た目もすっごくきれいなんですよね。黄色と白で、それは子どもたちは喜んで食べていましたね。

 

 たかきびというのは、マクロビオティックでは、見た目がひき肉っぽいので、ハンバーグに使ったり、マーボー豆腐みたいに使ったり、ひき肉ソースのような、そういうふうにたかきびという雑穀は使ったりしますね。

 

 はい。そんな感じでしょうか。

 

 亜鉛というところでは、ひじきとか先ほど海草とか、やめた方がいいんじゃないかって言う人が多かったので、やっぱり生物濃縮というのを何よりも気をつけたほうがいいってことですよね。

 

 心のお話というのをできればいいなと思うのですけれども、質問コーナーに割いた方が良いような気がいたしますので、残っていただいて、この後ランチ会もありますので、とても今不安を抱えているという方には個別にお話をさせていただくことにしまして、今から残りの時間は質問コーナーにしたいと思います。

 

 どなたか、ご質問が、今日の内容でも結構ですし、お宅のお子さんで何か症状が出たりとか、ご心配なことがありましたら、挙手していただけますでしょうか。

 

【質問者】 ありがとうございました。千葉市在住です。断食なんですけれども、子どもの断食というのも、大人と同じく楽しくできるものなのでしょうか?ちょっと嫌がりそうなんですが。

 

岡部: 子どもさんの断食の件ですけれども、子どもさんというのは、基本的に宿便というのは溜まっていないので、本来はやる必要がないと思っています。ただお子さんでもご馳走食べ過ぎてね、ちょっと生活習慣病のような子どもさん増えているので、そういった症状が、アレルギーとか、小児性の糖尿病とかっていう子どもさんがいるんですね。小児性のちょっと肥満とか、そういったもしトラブルとかがあるようだったら、新月満月ぐらいのリズムで、1食2食抜くっていうのは、非常にいいことだと思います。ただ、まったく食べないと低血糖症という頭がフラつく、頭痛がくる、手が震えるっていう症状を招くことがあるので、安全策として、甘酒、葛とか、しょうが、お塩をちょっと入れた甘酒を使いながら、私は酵素飲料っていう甘み、発酵甘味料使いながらであれば、子どもさんでもぜんぜん問題ないと思います。

 

岡部: 「断食セミナーに、小学生とか連れて参加されるお母さんも結構いて、その後、子どもさんの、情緒が非常に安定したとか、学力が向上したとかっていう話をよく聞くんですよ。1回、このひもじいという体験をすると、やっぱり食べ物のやっぱりありがたみっていうのもよくわかるしね。全世界の人口の8割の人たちが飢えてる状態にあるって、日々貧困と飢餓で生きてる中で、日本人は、子どもさんといえども、今、飽食過ぎる状態になっています。そんな中で、断食っていうものを通じて、時々体験的に食べ物のありがたみっていうのを、小さい頃からわからせるっていうのをしておくと、食べ残すということや、食べ過ぎるっていうことがなくなっていくと思うので、一つのいい体験として、やってみるのはすごくいいことだと思っています。やっぱり基本的に、まだ大人と違って宿便がさほど溜まっていない子どもさんには、あまり長期間にわたる断食はいらないと、私は思っています。」

 

吉度: 「ちなみに、もう子どもではないといえばなかったかもしれないんですけど、岡部先生のプチ断食の合宿2泊3日でしたけれども、うちの長男は18で参加させてもらって。18ぐらいだともう溜まってるんですね、宿便も(笑)。本当その後、ちょっと偏頭痛があったりしたのがとれたりとか、まあ、偏頭痛に至るには至るなりのものが彼にもあったんですけれども。何よりも大きかったのは、言う言葉も変わるんですね。ギターを弾く人間なんですけれども、そこにギターを持って行って、その合宿の場所で、『ここで一生ギターを弾き続けたい』みたいなね。それくらい、食物への要求というよりは、心の快適さを得たっていうことのほうが大きかったようです。もちろん、そこにお座りのマクロビオティック・ヨガの森山先生のご指導のおかげもあったんですけれども。なかなかその合宿にはね、また機会・・・千葉でも是非というふうに思いますけれども、月2回のお夕飯を抜いて、甘酒断食というのは取り入れやすいかなと思います。その際、塩のお風呂ですね。ちょっと説明してもらっていいですか。」

 

岡部: 「お塩ってのは、油を溶かしたりする力が強いので、皮膚の毛穴を大掃除という意味で、お塩を入れたお風呂に入ると非常にデトックス効果があがるってことですね。アトピーのお子さんなんかも、夏、海水浴とかに行くと、かなりアレルギーの症状がおさまったりする例からも、やっぱりお塩の持つ排泄する力というのが、私、すごく大事だと思っています。そこで、月の引力が高まる日、新月と満月の日というのは、生体全体、体全体を活性化する力が強いわけですが、月のエネルギーが水の中に入り込むんですね。月のエネルギーは、水を動かすっていう力を持っているので、水の中に取り込まれた引き出す力、月の引力と言ってもいいけどね。それに塩を加えて、新月と満月の晩に入浴・・・塩浴をすると、いろんな重金属とか、環境ホルモンとか経皮毒とか、毛穴につまったアレルギーのもととなる脂肪分とか、そういうのがどんどん抜けていくんです。

 

 その際、お塩自体が還元という力のある、キパワー・ソルトとかヒマラヤの岩塩とか、そういうのを少し入れてはいると更にいいですよ、という話をするんです。皮膚が劣化するというのは、活性酸素というものが皮膚の表面で発生し、皮膚の砂漠化状態を起こすから、と私は思っているのですが、その酸化を還元するのが高温で焼きしめたお塩や、ちょっと硫黄分の臭いのするヒマラヤの紅塩というものを入れてはいると更に効果があがります。ただ、なかなかそういうお塩って高いから、普通のお塩でする場合、1回だいたい最低500gぐらいは必要かなと、私思うんですが、そこに還元力の強い炭を入れるんですよ。備長炭とか竹炭ね。そうすると、塩と炭っていうのは、2つが出会うとエネルギーをチャージする。電気エネルギーが・・・電圧というエネルギーが生まれる。それで浄化する力が炭と塩で更に高まっていくので、普通の粗塩とか300円ぐらいのお塩を使うのであれば、還元の力が弱いから、炭と一緒にあわせて入浴されるとすごくいいと思います。

 

 紫外線という陰性な色、波長ですね。マイクロ波っていう、更に奥の・・・更に陰性の波長が電磁波。それよりもっと陰性なマイクロ波が放射線なんです。反対に、紫外線の反対、対局にある陽性なエネルギーを赤外線といいます。その更に波長の長い、より陽性な波長を遠赤外線という。その遠赤(外線)を発する最たるものが炭なんですよ。だから、放射線の吸着というものに炭というものがすごい効果を持つ。陰陽というものを知ると、極陰性の波長の電磁波とか、それから放射性物質に対しては、ものすごく陽性な力のある、遠赤外線をもつセラミックとか炭というものが、竹炭、備長炭というものが、働きを持つので・・・解毒する力が高いので、飲み水の心配があるんだったら、一晩竹炭とか備長炭を水につけて、それで飲めばほとんど害がなくなると思います。お風呂も、水の中に放射性物質が溶け込んだり、塩素が含まれたりしているケースが多いので、やはり炭というもの、それから塩というものを加えて入る。特に月2回の新月のとき満月のときの塩浴は、解毒する、排泄する力を極めて高めてくれるすばらしい健康法になると思っています。

 

吉度: 「ありがとうございました。もう一人、質問がございましたらお受けできますが。いらっしゃいますか?じゃあ、世話人のほうから誰か・・・。じゃあ、今西さん、こっち来てください。」

 

今西: 「千葉の鴨川から来ました今西です。今日はわかりやすいお話をありがとうございます。白砂糖の害についてのお話があったんですけれども、じゃあ、白砂糖じゃなければどうなのか?ということ。一般の砂糖はサトウキビから作られていますけれど、じゃあ、てんさい糖はどうなのか?とか、メープル・シロップはどうなのか?というお話を聞かせていただければありがたいのですけれど。お願いします。」

 

岡部: 「一番問題なのは、ビタミンとかミネラルのない糖分が一番問題なので、特に化学的な製法で作られた白砂糖が何よりも害があるということで、まだ黒砂糖とか、糖蜜が残った粗製糖とか、モラセスシュガー(さとうきびから作られた原糖)だったら、ビタミンとかミネラルが残留するということでうまく代謝していくという意味では安全だと思います。

 

 ただ、南方でできる、沖縄から南のほうでできるサトウキビというのはそのもの自体がやっぱり陰性なんですよ。‘冷やす’という働きは、黒砂糖であっても、それからキビ糖であってもあまり変わらない。だから、‘冷え’がもしなければね、特に陽性な子どもたちなんかには、黒砂糖とか多少入れてもさほど問題はないと思います。

 

 てんさい糖というのは、サトウダイコン・・・ビートから作られたものなので、白砂糖よりは、陰陽でいったら、より陽性で、体を冷やさない力があるのと、オリゴ糖を5%ほど含んでいるので、腸内細菌の活性化という意味では、てんさい糖は非常にいいと思います。ただ、てんさい糖のビートといえども、夏にしかできないので、夏できるものは‘冷やす’という働きは強いと思います。

 

 その点、カナダという寒いところでできるカエデの木の樹液、これを10倍濃縮して、ギューッっとしきしめた陽性化したメープル・シロップというのは、陰陽では非常に陽性の力が、糖分の中ではあると思います。といって、使いすぎると体がゆるむので・・・糖分はどうしてもゆるみますから、使いすぎない、ほどほどっていう状態で適度に使えば問題ないと思います。

 

 でも、私が一番勧める甘味料っていうのは、発酵甘味料。発酵したものが一番腸にやさしいので、米飴とか、麦芽水飴とかね。料理では、みりんとか、料理酒とか、そういった甘みを使って是非料理されるといいのかなと思います。そこに、さっき言った黒砂糖とかを少しお菓子作りに使ったらいいでしょうし、発酵甘味料で一番お勧めしているのが、甘酒ですね。うちでも、甘酒を使ってお菓子を作りますけれど、ちょっと足らないものをてんさい糖で補っています。メープルを少し入れて補ってもいい。少しの甘みで最大に甘みを引き出すコツは、混ぜ合わせるということ。種類の違う甘味を、2種類、3種類合わせると少しで効くんですよ。だから、水飴、例えば米飴にメープルとてんさい糖とか。混ぜ合わせると、少しで強力な甘みが出ますので、そういうかたちで甘みをうまく活用されたらいかがかなと思います。

 

吉度: 「エリックさんという、マドンナさんに最初にマクロ・ビオティックを食べてもらうきっかけを作った方のスウィーツの翻訳本を作った時に、『なぜ、米飴とメープルと1つのお菓子に、なぜ(2種類)入っているんだろう?』と。そのあと、平田シェフの本の中でもやっぱり2種類(入っている。)。『え、なぜ?』と思っていました。お2人からうかがうことができなかったので、今日はじめて分かりました。甘みについては、自身の体については判断がつきやすいと思いますし、お子さんの体はセンサーを働かせて、食べた後どうなるか?というのを・・・ちょっとキーキー言ったり、ぐずぐず言い始めたり、それから眠くなってコテンと寝てしまう。私なんかの場合は、メープルでも食べると眠くなるんですよね、とにかくね。『あ、ゆるむな。』という感覚がありますし、てんさい糖を使ったあんこなんかでもそうなので。それは、体々によって、それまですごく甘いものをとってきてしまって、すっかり腸も全身の細胞もゆるんでしまったという人がいれるのと、動物性過多であまり野菜も食べないで、日本の経済社会の中でガンガンガンガン働いてきましたという人が食べる一口とは全然違うので。お一人お一人の成り立ちと考えあわせればすぐわりますので、日々センサーを磨いて、是非、判断していってもらいたいと思います。本当に嗜好品程度で、お料理には基本は甘味料は使わずに、普通のお料理のやり方では、おいしくいただけないかもしれないけれど、野菜の甘みで十分おいしく作れる技術がマクロ・ビオティックでは確立されております。

 

 今日は後ろのほうに、レシピ本であるとか、岡部先生の今日のお話を総合的に長くお話しいただいているCDもご用意していますので、是非帰りに寄られてご購入いただければと思います。

 

 今手元にあります岡部先生の3冊のご本だけ、ご紹介させていただきます。

 

 こちらは、ごめんなさい、1冊しかないんですけれど。

 

 『マワリテメクル小宇宙』は、岡部先生の自費出版で出されている陰陽五行のお話が書かれていて。自費出版なのに・・・書店に売っていないのに今17,000部ちょっとの驚きの部数がはけていて、すごくわかりやすいです。陰陽五行というと「難しそうだな」と思うんですけれども、自分の体が紐とかれるという感じがつかめると思います。お子さんの体についても、すごくわかりやすいと思います。「この子ちょっと腎臓が弱いからこうなんだな」「心臓系のちょっと弱い子だからこういう行動をするんだな」という、そんなことがわかったりするとむやみに怒ったりしないで済む、ということもあります。

 

 それから、『月のリズムでダイエット』は、今日断食のお話がでましたけれども、具体的なやり方も書いてございますし、玄米甘酒のお家でつくる作り方も書いてございます。これは幸田先生の昔の本の中の1部にあったらしいのですけれども、アメリカのラットの研究だったようですけれども、かなり断食に近いようなあまり食べさせないでいたラットと、たっぷり食べさせたラットで、大量の放射線を当てて その後どうなるかという、ちょっとむごい実験ではあるんですけれども、普通に食べていたほうのラットは100%癌を発症した。食べなかったほうは、10何%だったかと思います、2割3割だったかもしれませんが、100%には至らなかったというアメリカの大学の研究もありまして。

 

 「何をどう食べるか」というよりは、もしかしたら、この放射能下においては「いかに少なくできるか?食べない日をつくれるか?」というところが肝かもしれませんね。

 

 そして。今日は心のお話まで行かなかったのですが。『心と体をキレイにするマクロビオティック』。不安な気持で3月からずっときてこの半年。だんなさんは、まったく温度差があって理解してくれない。お姑さんにもみんな(にも)わかってもらえない。こういう状況の中で一人で戦ってこられてるお母さん方がたくさんいます。このご本は、心の安定をすごくワクワクした気持のほうにもっていってくれるというすばらしい本ですので、是非お手にとっていただければと思います。

 

 次回は、実は10月の第4月曜日。岡部先生が都内にいらっしゃるのが、第4日曜日の講座の翌日なので、これはまだここでリピーターで来ていただければありがたいなという気持もあって、他に告知をまだしていません。場所が、ほぼ決まりという状態で・・・もう少し人数は入れるところなので。今立っている山本さん!今日来られることが決定した方は申し込んでいただいて。第4月曜、10月24日の10時から。場所は千葉市、この千葉駅から徒歩圏内のところで検討していますので。次は腎臓のお話です。腎臓は、甲状腺も腎臓の支配下ということで甲状腺のお話もしていただけます。申し込まれる方はお願いします。

 

 それから、千葉ネットのほうから、今のコアメンバーの他の方に、こういうお知らせをするのをメーリングリストにするかメルマガにするかを何か考えたいとは思います。

 

 今回は、メール受付ですので、また千葉ネットのほうから申し込まれますか?というお知らせがいくかと思います。これからも、勉強会を中心にやっていこうと思っています。もちろん給食の問題であるとか、申請・陳情・要請していったりとか 必要に迫られていることではありますけれども、まずは知ることからやっていこう、というのが千葉ネットで今やっていることです。これからもいろいろな勉強会を企画していきますので、是非ご参加いただければと思います。

 

 本日は、岡部先生どうもありがとうございました。」(拍手)

 

 

収支報告

 

[収入]

科目 小計
(1)参加費(参加者26名×1,500円) 39,000円
合計(1) 39,000円

 

[支出]

科目 小計
(1)謝礼金(講師+撮影スタッフ) 30,500円
(2)ランチ代(講師+撮影スタッフ+スタッフ) 7,500円
(3)コピー代(チラシ等) 1,000円
合計(1+2+3) 39,000円
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